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団体の声
(右:岩田様)
居場所づくり濱なかま
岩田聡子さん(代表)

ハマボノが、団体のステップアップのきっかけに

昨年度、生活支援コーディネーターから、同じ地域の団体がハマボノ支援を受けた話を聞いた時から、「次回は参加したい」と思っていました。団体メンバーだけでは解決に時間がかかる課題をたくさん抱えていましたので、プロボノのチカラを貸していただくことによって抜け落ちたピースが埋まり、私たちの活動が加速度的に進むことを期待していました。

 

濱なかまは、メンバーの9割が女性で、仕事をしながら家事や育児をこなす人がほとんどです。仕事もしながら地域の活動もするという点では、ハマボノの皆さんと同じです。そのため、お互いに忙しく、ミーティングは基本的にオンラインで行っていました。少しでもオンラインでの距離感を縮めるために、ハマボノチームのリーダーがチームメンバーのニックネームを教えてくださいました。この呼称で呼び合うことは、団体とチームの関係性を築くきっかけの1つになったように思います。
その甲斐あって、ヒアリングや現場見学でハマボノチームの方が来られた時も、初対面とは思えないよい距離感でお話しすることができました。

 

一方で、本業も忙しい中でハマボノの皆さんが無償で動いてくださることに、団体側が恐縮して遠慮が生まれたところがあったと思います。私たち自身がハードな毎日の中で濱なかまの活動を進めているからこそ、そういう思いを強く感じてしまいました。ですから、もし遠慮なく連絡を取っていたら、もっとプロジェクトチームとしての一体感を作れたのかもしれないな・・・と残念に思う点もあります。

成果物としては、当初予定していた中長期計画を納品いただきました。成果物はその後、団体メンバーで見直しながらブラッシュアップをかけています。ハマボノチームの皆さんと積み上げてきたプロセスがあったからこそ、その後のブラッシュアップも進められていると思います。また、中長期計画の策定を進めるうえで「ビジョンとミッション」は必要な要素だったため、これらをハマボノチームと共有するマイルストーンをプロジェクト初期フェーズに設定して腹をくくり、今まで先送りにしていた「濱なかまのビジョンとミッションの言語化」にフルスピードで取り組みました。長らく課題であった「ビジョンとミッションの言語化」をやり遂げたのも、「この日には絶対、ハマボノチームの皆さんに情報を渡さなくちゃ」というスケジュールがあったからなので、そういった意味でもハマボノに参加してよかったと思います。今回のプロジェクトを通して、中長期計画の策定を経験し、団体メンバーひとりひとり、そして濱なかま全体が、一段二段とステップアップしたと感じています。

 

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